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印刷は実は身近です
刷物はいたるところで見かけ・手にするのに、印刷物を依頼するということはあまり身近ではありません。
ましてや、印刷所などどこにあるのかも知らないというのは普通のことです。
ところが、印刷所は町じゅういたる所にあり、挨拶状・名刺など、印刷を依頼する機会は、不意に訪れるのです。
そんなとき、印刷のことがまったくわからず印刷所のいいなりで印刷物を作成しては、せっかくお金を払ったのに、自宅のプリンター以下の出来栄えの印刷物しか出来なかった。そんなことも十分におこりえます。
ましてや、インターネットで印刷を依頼しようというときは、最低限の知識がなければ「仕上がってから後悔する」なんていうことになりかねません。
ここでは、印刷に関しての基本的なことをご説明します。
印刷の基本的流れ
刷という作業の流れは、版下作成→版作り(製版)→印刷となります。
各々に料金の発生・仕上がり精度などを左右する要素が有り、それを知らずに印刷を依頼すると、労力とお金の無駄が発生します。

印刷いう作業は、簡単に言うと『巨大なハンコ』を作ることです。
そのため。最初にハンコ代がかかります。
このハンコを作るための設計図が『版下』 ハンコを作ることを『製版』といいます。
ハンコの設計図である版下を作る作業は、DTP(パソコン版下作成)の普及で、誰でも手軽に出来るようになりました。 特に、カラーの版下を簡単に作成できるようになったため、簡単にカラー印刷ができると思われてしまっています。
しかし、お客様がかかわる部分は[版下作成]のみで、製版と印刷にお客様がタッチすることはありません。
ところが、製版という作業が、印刷料金を一番左右する部分なのです。特にカラーだと、これが高い。
それなのに、お客様が印刷を依頼する場合、製版による料金変動の説明をする印刷所は皆無です。
この製版が料金に影響するということを十分に考慮に入れて印刷をご依頼ください。
■ 版下作成 お手持ちのパソコンで、版下はすぐに作れます。
windows標準の ワード エクセル で簡単に作成できます。
ただし,ここが上記の製版という部分での料金変化のポイントで、ワード・エクセルでは、製版料金が高くなってしまいます。つまり、印刷代が高くなってしまうということです。
もちろん、ワード・エクセル対応という印刷所はたくさんあるのですが、いざ依頼すると、多くのクリアーポイントが存在し、それをクリアーできなければ、結局高い印刷になってしまいます。
印刷用の版下は、できれば印刷用のソフト illustrater か Photoshopで作成しましょう。
 ■ 製  版

お客様はタッチしないのに、料金を一番左右する部分です。
印刷は、印刷機械によって[ハンコの大きさ]と[仕上がりの綺麗さ]にバリエーションがあるり、これが製版に影響を与えます。

ハンコの大きさ
  = 印刷機のサイズです。5段階の大きさがあります。
仕上がりの綺麗さ
= こちらも5段階と考えてください。

機械の大きさは、大きい方がたくさん刷れて1枚単価も安くなります。
そのかわり、少量しか必要がないときに大きな機械で印刷するば、そのサイズの製版代がかかり、欲しくなくても大量に印刷されてしまいますから、印刷代も余分にかかってしまいます。
仕上がりの綺麗さを[線数]と呼びます。綺麗な印刷をするためには、線数の多い印刷機で印刷する必要があるのですが、これも[機械の大きさ]と同じで、文字しかない印刷物は、綺麗な印刷機で刷っても簡単な印刷機で刷っても変わりがありません。つまり、簡単な印刷物を綺麗な機械で印刷すると、ムダに料金がかかってしまうのです。

これでお分かりのように、これだけの要因があるのに 製版 の部分を印刷所で説明されることはありません。
印刷は、予算と仕上がりの綺麗さとを考慮して、最適なサイズ・最適な精度の印刷機で印刷するべきなのです。

 ■ 印  刷 実際に印刷する部分に関しては、お客様がタッチすることは一切ありません。
ただ、この部分が、仕上がりや料金に影響する要素として、インクの量と種類があります。
これは、[どんな色で印刷するか]と[どれだけのインクを使うか]ということです。
それにより、印刷機の調整が必要になり、料金や仕上がりに影響を与えます。
ただしこれは、印刷機の問題というより、印刷される図案の問題です。
版下を作成される場合に、ベタ ノセ 写真 という要素をお考えいただくことで対処できます。

印刷の基本要素

印刷の要素

まず初めに、どのような印刷物を作成するのかを決める必要があります。
そのたに確定する要素は

■   ■   ■ 印刷精度 の3点です。

単色…スミ(黒)1色か、指定した特色1色で刷ります。

2色…指定した特色2色で刷るのがオーソドックスです。

4色…フルカラーのことです。

種類と厚さ(kg表示)とを指定します。
種類に関しては、一般の印刷物はほとんど【上質】【コート】【マット】の3種類で印刷されています。

上 質…ノートなどに利用されて紙
コート…ツヤのある紙
マット…つやのない紙

厚さは、50kg程度から220kg程度までありますが、用途により3区分ほどに分けられます。

50〜70kg  薄い紙で安く大量に印刷するときに利用されます。
70〜135kg 一般的に印刷物を依頼するとに用いられる厚さです。
135kg〜  厚紙で、特に150kg以上の紙は印刷で割増料金を取られることもあります。

版下作成 印刷をするための基原稿を版下と呼びますが、正確には印刷が出来る直前の状態を呼びます。したがって、大まかな図案程度は版下とは呼ばないのですが、パソコンデータでの印刷が主流の現在、大まかであっても、作りかけであっても版下として印刷することが出来る現状では、原案程度でも版下といえてしまうので注意が必要です。

版下には パソコンデータ と 紙原稿 の2種類があります。

パソコンデータは、印刷対応のソフトがあれば、版下作成のルールを大きくはずれなければ、どなたにでも作ることができます。

紙原稿は,写真を使わず、イラストと文字のみであれば、版下作成のルールをご理解いただいていれば、どなたにでも作ることができます。
版下出力 製版(ハンコ作り)をするための、『型』のようなものの出力と考えてください。
フィルム印画紙というものを作るのですが、現在は、これを省いて印刷できる機械や方式が主流となってきています。
製版 印刷のおおもとである ハンコ の作成です。
『版』は、上記した色の数だけ作る必要があります。
これが色数でよって印刷料金が変動する理由です。
また、印刷精度(線数という)により、おおまかに3段階に分類されます。

100線以下  写真などはあまり綺麗に印刷できません。新聞や週刊誌の白黒面のレベル
133線     白黒の印刷物としては標準、カラーとしてはイマイチのレベル
175線     カラーの印刷物は、基本的にはこのレベルです。
印刷 インクを紙に刷る作業ですが、インクを使用する量により、技術的な部分、料金的な部分に影響を与えます。
特にカラー印刷以外でのベタ塗り印刷は、料金・仕上がり共に影響を受けますので十分注意しましょう。